Prisoners’ Road-囚人道路
―不可視化された不在の囚人道路を撮るー 「不可視化」されて消えてしまった囚人道路を写真として残すことは、今はもうできない。残されたかすかな痕跡を追ってみても、かつては存在していたものの断片を可視化できるだけである。それはすべてが終わってしまっていて表現されえないことで、ここで作家ができることは、かつてあったあるがままの囚人道路を裏切らないために、何も表現しないことなのかもしれない。それは写真のアブソープションとしての特性から、見る側を作品と一体化し、作品の中へ没入させることで可能であると考え...
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